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プリンタに印刷できない

4月になり新しい事務所が開設された。それに伴い問い合わせも多くなる。

『新しい事務所でプリンタに印刷できない。』という問合わせがたびたび来るので対処を記録。




ネットの接続まではうまくいったが、プリンタに印刷できないという申告。

3台のパソコンがあり、ひかりインターネットと電話とFAXがある事務所の様子。
FAXは複合機でプリンタも兼用している。パソコン、プリンタはLANケーブルで接続されているという。


(1)まずプリンタドライバのインストーラを走らせてみた。
プリンタはキヤノンとのことで、サイトからドライバをダウンロードしてもらい、実行してもらった。そもそも最初はLPT1でドライバをインストールしてしまったようなので、「ネットワークから検出」にチェックを入れるように伝達。

キヤノンのドライバなら自動的にネットワークを検索し、プリンタを検出してくれるはずだが、検出されなかった。

そのため以下の可能性を想定。
・パソコンと違うネットワークアドレスが設定されている。
・物理配線がされていない。

インターネットは光とのことだたが、光電話も導入しているか聞くと導入しているらしい。
その場合、フレッツならルータはレンタルの可能性が高く、PR-400を使用していると想定。


(2)ルータに書いてある文字を読み上げてもらった。
やはりPR-400であった。PR-400の初期IPアドレスは「192.168.1.1」である。パソコンはDHCPで192.168.1.・・・のアドレスが付与されているはず。これとプリンタのネットワークアドレスがあっていないと想定。


(3)キヤノンの作業員の人が印刷したプリンタの設定シートを探すよう依頼。
A4の紙であるはずなので、探してもらった。設定シートは出てきたが、プリンタのIPアドレスは「0.0.0.0」になっているという。
キヤノンの人が来た時は、まだ新しい事務所にパソコンが届いていなかったため、作業員の人はそのまま帰ってしまったらしい。


(4)プリンタにIPアドレスが必要と伝達。
設定方法はメーカーや機種により違うので、サポート窓口に誘導しようとしたが、プリンタのパネルをいじってるうちにネットワーク設定に辿り着いた様子。「192.168.1.250」で設定を依頼。
再度プリンタドライバのインストーラを起動してもらうが、プリンタ検出されず。


(5)物理回線の再確認を依頼。
ルータからの配線を辿ってもらう。
「ルータから電話に線が伸びていて、電話からFAXに線が伸びていて・・・」
という謎の回答。
「その線はLANケーブルではなくて、もしかして電話線ではないですか?」
と確認すると、やはり電話線だという。印刷するにはLANケーブルでルータとプリンタが繋がっている必要がありますと伝達。(PR-400のLANポートをHUBとして使用)

現地で配線してもらい、ドライバインストール。正常印刷を確認。

◆原因◆
・プリンタにIPアドレスが設定されていなかった。
・LANケーブルが配線されていなかった。

物理配線は実際細かく聞いてみないとわからない。WANポートに変な線を挿しこんだりしている可能性も想定し、一つ一つ確認しなければと思う。