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あかしのことば

久々に証しをする機会があった。

前の教会は小さかったため金曜日の集会などで、2〜3か月に一回くらいの割合で、

「では証しして下さい。」と順番が回ってきた。


そんな感じでしょっちゅう証しをしていたが、今の教会は人数が多くそういう機会もなかった。
考えてみると、人前での証しは10年ぶりくらいだと気が付いた。


一人づつ順番で、賛美か証しをしていくという集会だったが、『自分の時間』というのをちゃんと割り当てられると、さすがにちゃんと準備しないとマズいという思いに駆られた。


しかしイザ準備を始めると、10年前のようにスラスラと出てこない。
あれを話そうこれを話そうと悩みつつ、与えられた時間より長くなりそうか短くなりそうかも検討がつかない。


信仰生活の中で成長していると思っていたが、久々に刀を抜いたら錆びてましたという感じ。
久しぶりに自分と神との関係を棚卸し?するとてもいい機会となった。




そんな中でTさんという方の証しが、とても印象に残った。

Tさんは人前で話すことは苦手らしく、紙に文章を書いてきていた。


入水自殺を図ったこと。
釣り人に助けられたこと。
ホームレスになったこと。
教会に来たこと。
神さまに出会ったこと。
漢字もあまり読めないのに仕事が与えられたこと。


子どものように一つづつ、神への感謝の言葉を読み上げた。
この人は神とともに歩んでいるという感じが伝わってきた。



証しが神を伝えるものだとすると、一番伝わったのは拙い文章のTさんだったように思う。


歩みとか生きざまとか、体全体から滲み出るものが伝わると思う。
そんな風になれたらという思いが与えられた。