excel関数をいじっていると、「#N/A」という表示をよく見ます。
「#N/A」自体はNot Applicable または、Not Available の略で、主旨としては「該当なし」です。
■ISERROR関数
該当なしの場合もエラーは出さずに、空白にしておきたい場合は、ISERROR関数を使用します。仮に以下のような「商品コード」が一致したら、商品名を表示する関数があるとして、
※「商品コード一覧」、「商品コード」は名前の定義で作成した領域とします。
=INDEX(商品コード一覧,MATCH($C134,商品コード,0),2)
上の関数を「関数A」とした場合、ISERROR関数でエラー表示させない記述は、以下のようになります。
関数Aがエラーなら何も表示しない。(#N/Aを表示しない。)
エラーでないなら関数Aの結果を表示という意味になります。
""の表記は「空白」「何も表示しない」という意味です。
実際に記載したサンプルは以下の通りです。
=IF(ISERROR(INDEX(商品コード一覧,MATCH($C134,商品コード,0),2)),"",INDEX(商品コード一覧,MATCH($C134,商品コード,0),2))
最初の関数が2度繰り返されるので、ちょっと長くなってしまうのが難点です。
■IFERROR関数
ISERRORで記述したサンプルと同じ内容ですが、下のように短くなりました。
=IFERROR(INDEX(商品コード一覧,MATCH($C134,商品コード,0),2),"")