普段は使用できているメールが海外で使用できなかった。
受信はできたが、送信はできなかった。
・・・という事象が発生した。
この方は小さな企業の取締役の方。
海外へ進出しようとしているのだが、なぜか海外へ行くとメールが送信できなくなる様子。
設定を確認するが、どう見ても正常。
メールサーバ宛てに ping コマンドを送信しても正常に帰ってくる。
念のためメールサーバのホスティング業者（レンタルサーバ）に確認したところ、メールサーバの設定が原因だったことが判明した。
■さくらインターネットを海外で使う
実はこの企業はまだ規模が小さく、メールやホームページは、さくらインターネットの低価格なレンタルサーバを使用していました。
しかしこのレンタルサーバは、初期設定では海外からのログインをブロックしていました。セキュリティ強化のためのようです。
サーバコントロールパネル内に「運用に便利なツール」という項目があり、その中に「国外IPアドレスフィルタ」という項目があります。
ここを「無効」に変更することで、海外訪問時のメール送信が可能となります。
さくらのホスティングを利用している方は、海外訪問時に確認が必要そうです。
