ビジネスセキュリティクライアント
ウイルスに感染している疑いがあるパソコンをスキャンする場合、ネットワークに接続できない。
社内LANでウイルスを拡散してしまうかもしれないし、他にPCがないネットワークだったとしても、外部に重要ファイルを送信するウイルスに感染していた場合、情報漏洩となる。
そのためネットワークに接続しない状態での定義ファイル更新は重要だ。
やり方としては、他のPCで定義ファイルをダウンロートとかコピーとかをして、問題のPCにはUSBメモリで持ち込むことになるが、感染疑いのあるPCとのやりとりに使用する際は、shiftを押しながら接続し、Autorunが走らないようにする等、細心の注意が必要だ。
今回はトレンドマイクロのビジネスセキュリティクライアントの定義ファイルをオフラインで更新する。
まずビジネスセキュリティクライアントが入った別のPCで定義ファイルを最新にアップデートする。
そして以下のフォルダに移動。
C:\Program files\Trend Micro\Client Server Security Agent
※64bitパソコンの場合は、Program files(x86) となります。
そして、以下のファイルを探してコピー
かまたは、
LPT$数字3桁
ICRC$数字3桁
感染が疑われるパソコンの同じ場所に貼り付けます。貼り付けの際は、ビジネスセキュリティクライアントを停止しないとエラーが出るかもしれません。
コピー後にPCを再起動します。
上記の数字3桁は定義ファイルのバージョンを表しており、貼り付け後に通知領域のビジネスセキュリティクライアントのアイコンを右クリックし、「コンポーネントのバージョン確認」をクリックして「スマートスキャンエージェントパターン」が正常に更新されているかを確認します。
これでネット接続することなく、定義ファイルが最新になりましたので、スキャンを実行します。