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クリスマスの本

表紙の素朴さにひかれて手に取った本。
御茶ノ水クリスチャンセンターで購入した。

クリスマスのかね

クリスマスのかね

神の心に適うささげものが供えられた時、天使が「クリスマスのかね」を鳴らす。
しかし最後に鐘が鳴ったのは遠い昔で、聞いた人はいない。


「オレこそがかねを鳴らす」という勢いで、大人たちが財に任せて捧げる豪華な捧げもの。
しかしクリスマスのかねは鳴らない。

「捧げもの」というよりも「立派な信仰」を誇示しているようで、いつの時代も変わらぬ人の姿が描かれていた。


貧しい村の幼い兄弟が雪の日に教会を目指す。
雪の中に行倒れの女の人。教会に行きたいが、見殺しにはできない兄・ペドロは、弟に捧げものの銀貨を託し、自分は女の人の介抱をする。
教会で銀貨を捧げたら、大人の助けを呼んでくるよう弟に伝えた。


貧しい中で兄弟が捧げる気持ちを失わない姿は、レプタ銅貨を二つ捧げた貧しい女性の話(マタイの福音書12章41節)のようでもあるし、人助けを優先する姿は「良きサマリヤ人」(ルカの福音書10章25節~)のようでもある。
そして神がどんな捧げものに心を動かすかという要素が盛り込まれており、子どもに読ませたい内容だった。


ウチの子は最初の教会のくだりは興味を示しませんでしたが、兄弟が雪の中、二人で教会を目指すあたりから関心を示し始めた。

エンターテイメント性の高い最近の絵本もいいが、少し胸を締め付けられるような内容は、子どもの心に響いたようだ。
こんなストレートな絵本ももいいなと感じました。