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聖書の中の男の子

子どもに聖書のお話しをしている。


身近に感じて欲しいので、男の子の話しをすることが多い。


最近したのは、5つのパンと2匹の魚の話し。
エスには沢山の人がついてきた。病気を治してくれるし、神の国の話しは今までの宗教者たちが話すものとは違った。
沢山の群衆(5千人~2万人)が集まっていたが、次第に日が暮れて来た。



弟子たちは「そろそろ解散してこの人たちを家に帰しましょう。」と進言したのだが、


「そうじゃなくて、あなたたちがこの人たちに、食べさせてあげなさい。」とイエスは言い出した。


群衆全員に食事を与えるほどのお金はない。周囲に店があるかどうかもわからない。
店があったとしてもそんな人数の食事を調達できるかどうかもわからない。
弟子たちはきっと、「ムリ」「あり得ない」と思っていたことだろう。


そこに男の子がやってきた。(今日の男の子登場)
今のやりとりを聞いて、「僕のパンと魚を使ってください。」と捧げた。
パンが5個と、魚が二匹。


「こんな少しじゃ何の役にも立たない」
弟子たちはそう思ったかもしれないが、イエスはそうは言わなかった。


パンと魚を男の子から受け取ると、父なる神に感謝を捧げて祝福し、そして弟子たちに配るように命じた。
するとパンと魚は増えて、全員が満腹となりさらに余りがでるほどになった。
有名な奇跡の箇所。


この箇所を見ていると、レプタ2枚を捧げた女の話しを思い出す。
神の目に留まったのは貧しい女のわずかな捧げもので、大事なのは量ではなかった。



今回はこの男の子の些細な行動が大きな奇跡のキッカケとなった。
子どものような信仰こそが神の心に届くのであって、その可能性は誰にでもあると感じ取って欲しかったがちゃんと伝わっただろうか。


しばらく男の子シリーズを話してみる予定。