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サブドメインをさくらで

サブドメインを作ることになった。


小さな企業が連携しつつ、地域ごとに分かれて活動している。
だが、それぞれの企業には数人の職員がいるだけで、メールは個人のメールを使っている。


これは良くない。



メールには業務の記録が詰まっているが、その職員が退職したら、それが全部なくなってしまう。
・・・というか企業の重要情報が持ち出されてしまうのだ。その情報ごと競合企業に転職されてしまったら・・

或いは、「言った言わない」に発展した時に、メールが証拠となることだって有りうる。

そのリスクを避けるため、ちゃんとドメインを取得し、メールサーバかメールサービスに契約した方が良いと勧めた。
すると同じグループで協力している企業とわかるようにサブドメインにした方が良いという結論になった。



サブドメインとは一つのドメインの先頭に文字を追加し、複数のドメインとして使用することだ。
メリットはドメイン取得費が節約できる点。

例えば、仮に「ヤマダ音楽教室」というのがあったとしよう。
実際は複数の企業がいろいろな地域で運営しているのだけれど、同じ看板というかブランドを掲げている前提。

yama-on.com
というドメインを仮に使用したいとして

東京であれば
tokyo.yama-on.com

大阪であれば
osaka.yama-on.com

と言う風に一つのドメインを複数で活用することができる。

サブドメインと費用

しかし小さな企業の故に費用がない。
探したところ、さくらインターネットが安く簡単であったので、参考までに記載する。
(興味のある方は、スペックや制限など各自ご確認下さい)

必要な契約は以下の通り。
・メインのドメイン
・メインのドメインレンタルサーバー①
サブドメインレンタルサーバー②」

以降、サブドメインが増えるごとに契約が増えていく。
最低スペックでざっくりと費用を出すと、

ドメイン: 年間 ¥1,852(.comの場合)
レンタルサーバー①: 年間 ¥1,543~(ライトプラン)
レンタルサーバー②: 年間 ¥1,543~(ライトプラン/サブドメイン用)

上記の例のように東京・大阪でサブドメインを使用したい場合、もう一つレンタルサーバーを契約する必要がある。
メインドメイン自体に一つサーバーを括り付ける必要があるためこのような仕様のようだ。


条件としては、さくらインターネットの場合、サブドメインを利用したい場合、全て同じ会員IDである必要がある。

つまり、請求は管轄する一つの法人にくるのでそこから振り分けることとした。
実際はレンタルサーバーを増やさなくても、サブドメインは増やせるようだが、一応別法人なので今回は分けることとした。


費用としては年間数千円レベルなので安いと思う。
メールを大量にやりとりする場合の品質(速度)はどの程度かはまだわからないが、メールサーバー自体は変更できるようだ。



サブドメイン追加手順

手順はいたって簡単であった。今回はサブドメインごとにレンタルサーバーを分ける前提の流れです。


ドメインが有効になったら、まずメインのドメインレンタルサーバー①の括り付けをします。
それからレンタルサーバー②にサブドメインを割り当てます。
手順は以下を参照下さい。
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反映までは数時間~数日かかるようであるが、金額も安く、簡単な手順でサブドメインの追加ができた。


メール設定手順

サブドメインのメールをパソコンに設定する流れです。
まずサブドメインと関連付けた、レンタルサーバー②でメールアドレスを作成します。


メールアドレスの作成については以下の手順を参照下さい。
画面はOutlook2013の例です。注意点としては「電子メールアカウントの基本設定」の手順4の電子メールアドレスの箇所。
@以降は先ほど設定したサブドメインになります。


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