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鉄は熱いうちに打て?

休日になると部屋はおもちゃだらけである。

かたづけるように言うのだが、すぐには言うことを聞かない。

先日、教育学者?の人の講演を聞いたが、一緒にやってあげたり、ゲーム感覚でやることが大事だそうだ。

ムリヤリやらせることは一時的にはうまくいっているように見えるが、長期的に見れば逆効果というのが最近の研究者の認識だそうだが、世間一般の常識に反する為、なかなか言い出せる人はいないらしい。


特に間違っているのは「鉄は熱いうちに打て」という諺。
実は二つの要素が混じり合った誤解から生まれているという。

他の国にも似た諺があるようだが、元を正せば、
①「子どもはもの覚えがすごく早い。」という一面から出たようだ。

それが
②「早いうちに教育することが良い。」というニュアンスを含んできた。

そして
③「躾をするなら早い方が良い。」という方向へ行ってしまった。


①と③は全く違う。
実は①が指しているのは小さい子の「学習能力」や「知識習得」に関してである。

しかし③が目指すものは「自己改善」とか「克己心」だ。

自己改善とか、自分の人格を改める能力に関しては、自分を客観的に見つめる能力が必要で、子供には全く向いておらず、大人にならなければ一般的に困難というのが最近の研究者の認識らしい。

早くても中学生から。

確かに子供を見ているといろんな子がいる。同じことを教えてもすぐにできる子、できない子、結果はバラバラである。

長期に渡り追跡調査を行った結果、あまり早くから多くの要求をすると、どこかしらに弊害が出るようだ。


確かにそうかもと思う。

1時間の講演会であったが、もっと聞いてみたい内容でした。