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故意?悪ふざけ? 666の意味

先日ウィルスソフトを更新したところ、接続先として「666.・・・」から始まるサーバ名が表示された。ソフト名はF-secureアンチウィルス。


過去に安いソフトとして紹介したものだが、「666」はクリスチャンにとって特殊な意味があり、その意味はあまり印象のいいものではない。
F-secureはもともとフィンランド製であり、キリスト教文化圏である。
にもかかわらず、敢えてそのようなサーバ名を選択しているとしたら、感じが悪い。



■"666"という数字の持つ意味

666は聖書のヨハネの黙示録に出てくる悪魔?を表している。記述箇所はヨハネの黙示録13章。

「獣」と呼ばれる存在が「あらゆる部族、民族、国語、国民を支配する」と書いてあり、獣の像を作り、拝まないものを皆殺させると物騒なことが書いてある。
そしてすべての人の右の手かその額かに刻印を押し、刻印のない人は買うことも、売ることもできないようにするという。
経済を支配し、崇拝と服従を要求するみたいな感じだろうか?


そして問題の数字がこう続いている。

ここに知恵がある。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。
その数字は人間をさしているからである。その数字は六百六十六である。 


そんなわけで、「666」という数字は、キリスト教文化圏ではあまりいいイメージがないと思う。



■調査開始

そこで確認してみることにした。
regeditを起動し、「HKEY_LOCAL_MACHINE」配下で、「F-secure」のキーワードで検索してみた。

すると・・・出るわ出るわ。
フォルダ名の中間階層や、サーバ名に「666」という文字が含まれている。
フォルダ名には「100」「200」「122」などもあるが、必ずしも連番ではないようで、「665」や「667」はないようだった。





名称なんて任意のものだから、「600」とか「abc」でもいいのにと思うのですけど。


一体どんな会社なんでしょう?悪意を持ってやっているのか、技術者の悪ふざけなのかわかりません。レジストリを見なければ気付かなかったでしょうし、表面には見えにくい地味なアピールです。


仮に悪ふざけだとしても趣味が悪いというか、セキュリティソフト企業のスタンスとしてあまりいい印象ではないので、しばらく個人的にF-secureは使用せず様子見することにしました。


※「666」という名称が散見されますが全てではなく、そうでないフォルダ名もあります。