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コメダコーヒーにて

コロナも終わり、先日は韓国から日本にやってきてくれた方がいた。

吉祥寺の回転寿司で食事をすることになったが、親同士、子供同士でテーブルに分かれて食事をすることにした。
子供たちを同じテーブルにして果たして会話は成立するのだろうか? 


韓国側の子は大学生の女の子が日本語少々と英語ができる。20代の男子は昔日本に住んでいたが、もう日本語を忘れてしまったらしい。

ウチの子の方はというと、長男は小学生で韓国語は話せないが、社交性はある。女子大生の姉は韓国語の成績は良い。英語も片言なら少し。

食事を終えて店を出ることになったが、子供に「お話しできた?」と聞くと、「すごく楽しかった」と意外な答え。


やはり若い人同士は歌、ドラマ、ファッションなど共通の話題で盛り上がったようだ。
韓国の女の子が思った以上に日本語が上手で、わからないところはスマホの翻訳アプリを使いながらコミュニケーションを楽しんだようだ。

コメダコーヒー > スターバックス

回転寿司を出た後も、まだもう少し話したい。どこか話せる場所はないだろうか?

・・・と、なったがマメでない自分の性格が災いして次の店など全く考えてもいなかった。

来るときにコメダコーヒーを見た気がする。そこはどうか?と、勧めると誰も吉祥寺を知らないのでそこに決定した。

ここでも若者チームと年配組で分かれることに。

ここで、韓国人から見た意外な日本人観を知ることになる。

まず韓国にはない「小豆コーヒー」とやらに目を奪われたようだ。
これには日本人である自分も目を奪われた。


韓国にこんなものはない。日本人は思いもよらないものを作る・・・と。
そして値段に絶句・・・・韓国のスターバックスよりも高い。内装も品があって高級感がある。ここは高級店だ(と、思ったらしい)

実際に小豆コーヒーを飲んでみて、


スターバックスよりもおいしい。高級な味がする。


この意見については、日本在住の韓国人の方が、それはないとツッコミを入れていたが、自分も味で比較するものではないと思うと説明した。

コメダコーヒーはコーヒー専門店というよりも、昔ながらの喫茶店の文化で居心地の良さを優先させていると思う。
名古屋から出てきたお店で、「カフェ」とは少し異なり、食事もカツサンドなどがある。


ここで韓国の方が韓国のカフェ事情を説明してくれた。
韓国は今やスターバックス一色になってしまっているらしい。誰もがスターバックスに並び、食事を安上がりに済ませても、スターバックスに行って見栄を張る人も多いという。そして、昔ながらの喫茶店はほぼ全滅してしまったようだ。

しかし、日本にはスターバックスに負けずこういう昔ながらの良さを残した店が残っているのは素晴らしい・・・と、感銘を受けていたようだ。


スターバックスよりも評価が高かった理由には、こういった韓国側の視点も加味されているようだ。


自分は「日本は素晴らしい」という感じの番組や動画はあまり好きではない。
日本が好きではないのではなく、こういった主旨の番組や動画はを見ていると、一時的に気分は良くなるが、「自分達は優れているからてこのままでいい」みたいな、「うさぎと亀のうさぎさん」みたいな気持ちになってしまい、停滞を誘発しているのではないかと心配になる為だ。


だからこれはあくまでも「日本がが好きな韓国人の意見」と前置きをしておくが、こんなことを言っていた。

韓国はみんな一斉に同じ方向に動いてしまう。だから全員がスタバに飛びついてしまい、良いものもみんな捨ててしまう。しかし日本はそうではなく、こういう店が残っている。

日本人のすごいところは、変わらないチカラだ。

・・・と、言った時に韓国側のメンバーが全員頷いていた。


国際交流

そろそろ帰ろうかと若者チームに促したが、小学生の長男が「帰りたくない。」「もっと話したい」と駄々をこねた。

もう夜も遅いしまたきっと会えるからと説得し帰ることにしたが、女子大生の姉は一人暮らしなので、もう少し話したいと残ることになった。

今度ソウルを旅行する時には、案内してもらうことになったと、女子大生同士で連絡先を交換したようだ。


これから将来、良い関係に繋がっていくを願いたい。