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メールヘッダの見方 【詐称の視点から】

メールヘッダには様々な情報が記載されています。
・・が、大前提としてメールサーバはこのメールヘッダは全く見ておらず、このヘッダ情報は受信者のメールクライアントソフトのために記録されているだけです。
実際の送信はエンベロープ部の情報を元に送信されています。

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Return-Path:
       返信先に指定されたアドレス。詐称できる。
       


Received: from xxxx.ocn.ad.jp (xxxx.ocn.ad.jp [XX.1.2.57])
by ○○.it-iroiro.jp (8.14.5/8.14.4) with ESMTP id r85EaMSK023746
for ; Thu, 5 Sep 2013 23:36:24 +0900
       Recieved: from  サーバ1  by  サーバ2  for  宛先メアド  という書式
       メールサーバ1→2に○○宛のメールが届いたという意味。
       Received: from ・・・が複数段ある場合には、下から上へメールが送られている。
       上に行くほど、時間が新しい。そのため、下から上へ読む。
       一番上のReceived fromは受信者側のメールサーバが記録。詐称はない。


       
Received: from ofmgw008.ocn.ad.jp (unknown [118.23.109.213])
by xxxx.ocn.ad.jp (Postfix) with ESMTP id 7D03918AD
for ; Thu, 5 Sep 2013 23:36:22 +0900 (JST)


Received: from 2.187.77.188 (unknown [2.187.80.25])
by ofmgw008.ocn.ad.jp (Postfix) with SMTP id 1BE89274085
for ; Thu, 5 Sep 2013 23:36:16 +0900 (JST)


Received: from unknown (HELO localhost) (lmjm@clubtm.ru@199.65.154.232)
by 2.187.77.188 with ESMTPA; Fri, 2 Jan 2009 08:18:21 +0330


      最初のメールサーバを送信者が管理している場合、最初のReceived fromは詐称可能。
      初めから多段でReceived from を記載しておくことも可能。上のReceived from も詐称の可能性あり。



From: info@xxxx.ru

      Fromは送信者のアドレス。迷惑メール送る人は、当然(?)ここは偽装する。
      社内の人のアドレスが入っていることもある。



To:
Subject: Great.
Message-Id: <20130905143618.1BE89274085@ofmgw008.ocn.ad.jp>
Date: Thu, 5 Sep 2013 23:36:16 +0900 (JST)
X-VSS-HEADER: SID:113; PID:19055; THREAD:2953837424; Thu, 05 Sep 2013 23:36:25 +0900 (JST)
Old-X-EsetId: 6344CC22242C3A35310396
X-EsetId: 6344CC22242C3A35310396
X-EsetScannerBuild: 15023

    
GoogleのMessage header Analyzer を使うと少し見やすくなります。

https://toolbox.googleapps.com/apps/messageheader/


また以下のサイトからも可能。

http://abuse.aguse.jp/