由々しきことです。
デンマークの企業が認証のために、従業員の手にRFIDチップを埋め込むという。
そもそも埋め込む意味があるのか?という疑問。suicaみたいなカードで十分な気も。
体に埋め込む意味がわかりません。
http://www.telegraph.co.uk/finance/newsbysector/mediatechnologyandtelecoms/11378908/An-office-block-in-Sweden-is-micro-chipping-its-employees.html
もし絶対なくさないことが目的であるなら生体認証(指紋・虹彩・声紋)でもいいはず。カードと複数の生体認証を組み合わせておけば、カードを忘れてもなんとかなるのでは?と思います。
生体認証は変更(指紋とか)が不可で、偽造された場合それが問題になってきたりします。
でもチップも埋め込んだら変更できないだろうし、同じ問題を抱えているはず。そう考えると、あえて中途半端な「埋め込み」を行う意味が理解できませn。
しかも発がん性まで指摘されているようですし、チップにする必然性が今一つ感じられない。
■獣の刻印
なぜ由々しき事態かというと、以前666の記事でも書いた聖書の「獣の刻印」を連想してしまうからです。
RFIDチップの活用自体よりも、西洋社会の人たちが「獣の刻印」の記述をおそらく知っているのに、あえてそれを想起させる方法を選択することの方に由々しさを感じます。
家畜じゃあるまいし、埋め込む意味があるのか?という疑問。人が自由意思でつけたり外したりできないものは、人の役に立つための技術か?
少し考えればどこかおかしいと感じると思うのですが。
■もっと新しく正しい?技術
チップの埋め込みは一見すると最新技術に見えますが、認証を便利にしたいだけなら、最近はもっと斬新な心臓の鼓動で認証する技術も出てきているようです。http://hrnabi.com/2014/12/11/5037/
リストバンドなので最近はやりのウェアラブルのカテゴリに入るようです。
別にこれを宣伝したいわけではないが、人のための技術を目指すならば、人の体を傷つけることなく利便性を上げる知恵と方法は、埋め込み以外にも必ずあるように思います。