ブログタイトル

こどもの世界 【カニ】

気温も落ち着いてきて、秋も深まったと思いきや、突然また夏がやってきた。
今日は暑かったです。


小学校低学年の男の子たちと遊ぶ日。
近所の小学校高学年の子がやってきてカニを見せてくれた。


カニなんてカンタンに捕れる。」


と言うので、低学年の子は乗り気になってしまった。
とは言うものの、川は大人の引率が必要なので、自分がついて行くことになった。


3分も行くと、確かに小川というか小さな水路がある。


河原の石を裏返しているうちにカニを見つけたというので、ひたすら裏返す。
・・・が、見つからない。


仕方なく上流に移動。小川の両脇はコンクリートになっていて高さは1メートル以上ある。
河原に降りてカニを探すが見つからない。

しかも降りたはいいが低学年の子なので、コンクリートが高くて登れない。
降りるときに 『これは登れないだろう。』 と警告したが、子供は好奇心の方が先に立つらしい。
全然聞く耳を持たなかったのだが、やっぱり登れない。仕方なく手つかんで引き上げてあげる。


別に降りやすい場所を見つけたので、もう少し上流でカニを探す。
羽が黒くて、胴がグリーンのトンボが水面近くを飛び回っていた。
自分も浅瀬にいるカニを一匹見つけ、結果二匹のカニを捕まえることができた。


捕まえてから気付いたのだが、実は誰もバケツを持ってない。捕まえたカニを入れるものがない。
高学年の子がサンダルを脱いで、その中にカニを入れて、時折サンダルの中に川の水を足しながら裸足で歩いて帰った。


帰り道、青いものが見えたので「あれはカワセミだ。」と教えてあげると、追いかけて行って間近で見ることができた。
子供たちは初めて見るらしく、とても喜んでいた。


家に戻ると昼食ができていた。
低学年の子は、誇らしげにカニを捕まえたことを自慢していた。実際捕まえたのは高学年の子なのだけれど。



一緒にカニを探したり、コンクリートの堤防で引っ張ってあげたり、カワセミを追いかけたりで、わずか30分の時間であったがグッと距離が縮まった。



こんな感じのいい関わりを、これからも続けていければと思う。