タイトルにinvoice と含まれる迷惑メールが大量に配信されています。
"invoice"とあり、請求書を偽装しています。普通の日本の方はあまり開かないと思います。
自分のところにも沢山来ましたが、これは『ランサムウェア』と判明したようです。
▼ランサムウェア
ransomとは以下の通り、身代金のこと。
ズバリそのままコンピュータををロックさせ、お金を要求。お金を払えばロックを解除すると脅迫してくる悪質なソフト。
今回拡散しているのは、「CrypTesla」「vvvウイルス」と呼ばれるものです。
▼英語メールを文字コードでブロック
さて、今後もこんな攻撃が増えることでしょう。今回もそうですが、迷惑メールで一番多いのが英語で、文字コードで言うと「US_ASCII」です。
英語の文字コードをすべてフィルターしてしまえば、感染する可能性は減ると想定。誤ってクリックしてしまう可能性も。
実は文字コードで迷惑メールをフィルタする機能は、Windows Liveメールにも、Outlookにも標準で実装されています。
そこで、英語メールをすべてフィルタリングして迷惑メールフォルダに入れることにしました。
迷惑メールフォルダは受信トレイに比べ、ウイルスに感染しにくい設定となっているためです。
※詳細は過去の記事を参照下さい。→ 『迷惑メールフォルダは少し安全』
もちろん必要な英語メールもブロックしてしまう可能性もあるのですが、毎日迷惑メールフォルダをチェックすることで対処することにします。
▼英文メールフィルタリング手順
以下はLiveメールのイメージですが、Outlookもほぼ同じ。
「迷惑メール」をクリックし、ドロップダウンメニューから「セキュリティオプション」を選択します。
※Outlookの場合は「迷惑メールオプション」
「インターナショナル」タブを選択し、「受信拒否エンコードリスト」ボタンをクリックします。
※Outlookの場合は、「ブロックするエンコードリスト」
今回はUS_ASCIIにチェックを入れて英語メールをすべてブロック。
以降、迷惑メールは受信トレイに入らなくなりました。削除の際には、迷惑メールフォルダを右クリックし、「フォルダーを空にする」をクリックで、ウイルスメールに触れることなく削除できます。
グローバルに大活躍していない自分はこれでもいいのですが、よく英文メールが来る方はこういう設定にするわけにはいきませんので、添付ファイルのダブルクリックには注意が必要そうです。