PcPowerSpeedというソフトが入ってしまったという申告で削除を行った。
これは点検商法ソフトという類で、ウィルスではないが迷惑なソフト。しかもだいたい使用者は「なんでインストールされているかわからない。」というケースが多い。
「パソコンにこんなにエラーがありました。有償版を買ってください。」と誘導してくる。
このソフトの削除自体は難しくないのだが、問題はこのソフトがどこから入ったか。
「プログラムの機能と追加」でプログラムを確認してみる。同時期にインストールされたソフトにアヤしいものが沢山あった。
以下が今回対処したソフト。
・InboxToolbar
・PcPowerSpeed
・RebeatInformer
・NaviNewWebTool
・WoopieZIP
・Online Vault
・AppGraffiti
どうもInboxToolbarが元凶かな?という感じ。
■InboxToolbarを削除
タスクマネージャから「inbox.exe」を停止。
コントロールパネルからInboxToolbarをアンインストール。
IEのアドオンの管理/検索プロバイダからInboxToolbarを削除。
他のソフトはアンインストールで簡単に消えたのですが、なぜかInboxToolbarのアンインストールが終了しない。
Program files フォルダ配下の InboxToolbar フォルダ配下をチェックしてみたところ、実行プログラムの「inbox.exe」自体は存在しないので、一応アンインストールはされている可能性があるが、しかしプログラムの機能と追加に表示されてしまうのは気分が良くない。
■シマンテック・強制駆除ツールを使用してみる
シマンテック社では、ノートンパワーイレイサーという駆除ツールを提供している。https://support.norton.com/sp/ja/jp/threat-removal-solutions/current/info?entsrc=redirect_pubweb
こちらをダウンロードして実行してみた。InboxToolbarは迷惑ソフトとして検出される。
「アンインストール」をクリックしてみたが、こちらも何も起こらず終了してしまった。
■レジストリから駆除してみる
まず現在のレジストリを保存します。
システムのプロパティから「システムの保護」をクリックし、復元ポイントを作成します。
異常が発生した場合は「システムの復元」でレジストリを戻します。
それからレジストリエディタを起動し、編集/検索 から「InboxToolbar」を検索します。
検出されたキーを一つづつ右クリックして「削除」。検出された「InboxToolbar」のフォルダも削除した。
これでInboxToolbarは完全に削除することができました。
しかしこの手法はまったく推奨できません。
どうしてもアンインストールできない場合の非常手段ですね。
パソコンが起動しなくなっても、かえってやりがいを感じて燃えてしまう奇特な人以外やるべきではないでしょう。