Windows10 HomeのパソコンをLTSBにしたいという相談があった。
最初からLTSBで買えばいいのにとも思うが、デザイン的に洗練されたパソコンは個人向けだったりして、欲しいパソコンがあるとのこと。そのパソコンのOSはHomeエディションだったりします。
そのパソコンをビジネスで使用したい。
そう考えた時、Windows10ではアップデート問題が出てきます。
■Windows10のアップデートは時間がかかる
通常版のWindows10はアップデートタミングを選べません。ソフトウェアのバージョン管理という面もありますが、それ以上に引っかかるのが実は「起動時間」。
Windows10のメジャーバージョンアップが入ると、その次の起動がやたら時間がかかることがあります。
動作確認したところ、翌朝は電源を入れても「更新しています。」みたいな表示のまま1時間以上、パソコンが使用できない状態でした。
つまり、もしも急ぎの仕事があっても、このタイミングに重なると何もできないのです。
1時間程度ならいいのですが、販社の営業さんに聞いたところ、Windows10に切り替えた企業で一番頭を抱えているのが、この「アップデート後の再起動」とのこと。
パソコンの性能にもよるのでしょうが、3〜4時間起動せず、午前中は何もできなくなり困ったという話もあるようです。
■LTSBへのアップグレード方法
HomeエディションのパソコンをLTSBにして使用したい。
そう考えた時に、そんな風にすればよいか? 費用はいくらくらいか? 確認しました。
まず、LTSBにするには「Enterprise LTSB」が必要ですが、その前提条件としてWindows10 Professionalである必要があります。
つまり今回の更新は2段階となります。
1.まずHomeを Professional にアップグレードする
2.Professionalを Enterprise LTSB にアップグレードする
■LTSBへの費用はいくら?
1.Home → Professional へのアップグレードはマイクロソフトストアで「\13,824」
2.そこからEnterprise LTSBへのアップグレードは4万円弱。
つまり、Windows10 HomeエディションをLTSBにしようとすると、5万円近くかかります。
ちょっとほかの手段を検討した方がよさそうですね。