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こどもの世界 【人形と男の子】

2歳の男の子と遊んだ。


始めは緊張していたようだが、徐々に打ち解け、少しの言葉を発してこちらに反応してくれるようになった。


シールを貼ったりして遊んでいたが、途中からボールで一緒に遊ぶと、一気にテンションが上がった。
やっぱり男の子は体を動かす遊びが好きなようだ。


しばらくすると、今度はお人形に興味を持ち始めた。
女の子が遊ぶような赤ちゃんのお人形。服を着せ替えたりできる。
ピンク色のくつを履かせたりしていた。


「あかちゃん、あかちゃん」と言いながら遊び、「おんぶ」と言って背負おうとしていた。
よくできた人形で、リュックのような袋に人形を入れることができる。


この子は女の子みたいな遊びが好きなんだなと思ったが、ふとこの子が乳児院にいたことを思い出した。


毎日職員たちがたくさんの赤ちゃんをあやしている様子を見ながら暮らしてきた。そして職員は女性が多い。
そんな環境の中で「赤ちゃんをおんぶしたい。」という気持ちが自然に芽生えたのだろうか。


この子には小さい子を思う気持ちを持ち続けて、神に祝福された人生を生きて欲しいと思った。


自分の中の『一生のお祈りリスト』に、この子を加えることにした。