マンションなどの悪質な勧誘電話が多いらしい。以前はうちの職場にもあったが、現在は殆ど来ない。国土交通省も本腰を入れて対応している様子。
国家として注意喚起の対応をしているので、この情報に目を通しておくのもいいと思う。
http://www.mlit.go.jp/about/oshirase_index.html
前回はマイラインで事務所宛(会社宛)にかかってきたので、あのような対応になったが、マンションの勧誘電話の場合は個人あてにかかってくる。
その場合、我が社では本人が受けた場合の対応は決まっている。
『私の個人情報、どこで入手しました?』
一瞬、相手はたじろぐが、「このたびは資産運用のオススメしたいお話が・・・」
とか話し出した途中で相手を遮り、声のトーンを下げて、すぐ次の申し出をする。
『すみませんが御社の個人情報管理責任者の方と変わってもらえますか?』
と対応する。相手は少しキョトンとした感じになる。
そこで間髪入れず、少し強めの語気で『私の個人情報の削除を申し入れます。』と伝える。
これで100%終わっている。長引くことはない。仮に食い下がってきたら、あとは法律と相談である。個人情報保護法に反するからだ。録音しているので、無条件で監督省庁に通報、提出する。
我が社では全員この対応。
もし全く買う気がないなら、これを即答でやる。
「あまり興味ないので・・・」とか「今ちょっと仕事中なので・・・」「お金もないですし・・・」などといった曖昧な答えは業者に不要な期待感を抱かせてしまう。
なぜならいづれの答えも解決法があるからだ。
買う気もないのに期待感を抱かせるのは、お互い時間のムダだと思う。だから一切期待を抱かせず、法律を背景にポイントを押さえて断る。
それでも食い下がるならあとは法律と対決してもらう。向こうも商売なのだから、職場全体で対策している相手に時間をムダにしたくないはずだ。
最も大事なことは、こちらが法律や対処法を熟知していて、ヘタすると行政処分されてしまうかもしれない・・・と、感じてもらうことである。
「・・・かもしれない」ではなく、事実そこまで持っていける知識とノウハウを職場全体で共有することである。
逆に問い詰める
一度だけ業者を問い詰めたことがある。個人情報をどこで入手したか知りたかったためである。
『私の個人情報、どこで入手したかを聞いてるんですけど。』
これを繰り返し、何も言わせない。相手の話をことごとく遮り、
『どこで入手したか聞いてるのですが。』
これで問い詰めた続けたところ、相手は困り果てた感じとなり、
「・・・・合法的な名簿屋で入手しました。」と言ってきた。
それがいいのか悪いのかよくわからない回答で、こちらも「・・・そうですか。」で終わってしまった。
上記二つの例では、いづれも会話はしていない。こちらから相手の答えるべき責任を追及し、こちらが回答を要求している。相手の語りかけには答えていない。
個人情報はこちらの許可しない目的で使用してはならない。「何で私の個人情報を、許可なく勝手に使っているのですか?」というスタンスである。
「買いたくない」「興味がない」以前に問題が存在することを忘れていないだろうか。
そもそも勝手に個人情報を使用して電話をかけてきたこと自体が問題で、そこを指摘・追及する。
答え方次第では業者が行政処分される可能性もある。もちろん全部録音する。
"法律を熟知していて、行政処分に持って行かれるかもしれない。これ以上関わっても時間のムダだ。"
と早めに感じてもらい、お互い時間をムダにしないことを主旨としている。
自分で業者と対決してはならない。断りたいならポイントを押さえ、背後の法律や監督省庁に対決してもらうことが大事だと思う。