電源アダプタが誤って接続されているケースがありました。
同じメーカーのノートPCの場合、接続口の形状が同じだったりして、そのまま使用できてしまうように思われがちです。
しかし、なんだか熱いと言われて調べているうちにアダプタが入れ替わってしまっていることが発覚しました。
■定格電流
定格電流とは決められた値で、この電流で使用して下さいというもの。
パソコンやアダプタにも定格電流があります。
ちなみに定格電流が3.42Aのパソコンに、2.37Aのアダプタがついていたので、即交換。
2.37Aまでしか対応できないアダプタに、パソコン側からもっと大きな電流の要求が来ます。
性能を超えた電流を要求されている状態なのです。
消費電力が低いパソコンに、定格電流が高いアダプタが接続された場合は問題ありませんが、今回のように定格電流の高いパソコンに、低いアダプタが接続されているケースは注意が必要です。
アダプタの定格電流を超えた機器が繋がれると長期の使用で故障の原因にもなります。
■電力計算の仕方【復習】
パソコンと接続されている機器が、「これ使っていいのか?」という場面は意外とあるので、電力の算出方法もメモ。W(電力) = V(電圧) × A(電流)
家庭用の電圧は日本国内なら100Vなので、パソコン絡みの計算ならVは100で固定。
例えば「7A」の記載のある電源ケーブルがあったとして、消費電力が「400W」/定格入力電流が4Aのパソコンに接続するのは問題ないということになります。