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御霊の実

しかし、御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です
(ガラテヤ人への手紙 5章22〜23節)


最近、身の周りで天に召される人が多い。
知り合いの牧師が天に召され、そのお別れ会に参加しました。


クリスチャンの死は「天への凱旋」でもあるので、別れは寂しくもありますが、希望がもてる一面もあり世間一般の葬儀とは少し違う雰囲気だと思います。


お別れ会はその人がクリスチャンとしてどう生きたか
・・・という証し、思い出話しで振り返る会でとても良い時でした。


印象的だったのが、世の中に馴染めない若者たちの集いを教会で開いていたということ。


若者たちがいろいろ話してくれましたが、話しが苦手な子も多く、少しまとまりに欠ける話しも多かったが、そのこと自体がどんな働きをしていたかを証ししてくれているようで、また若者たちがとてもこの牧師を慕っていたということも伝わってきました。
おそらく世間では親切に関わってくれる人も少なかったのかもしれません。


この牧師さんは路傍伝道を好んで行い、夜の街に出て行っては、たむろしているヤンキー達に声をかけてキリストの話しをしていたというエピソードがありました。


実は15年前にもこのエピソードを聞いたことがあって、「この人は昔そんなことをしていたのか。」と驚きましたが、その後も同じことを続けていたとは思いませんでした。


時には邪険にされて、殴られたりすることも少なくなかったようですが、それでも変わらぬ態度で愛情を持って関わって行こうとする姿が衝撃的だったようで、この若者たちの心に焼き付いたようでした。
牧会として大きな教会にはなりませんでしたが、この若者たちの人生に大きな影響を与えたことは伝わってきました。


15年前のままの生き方で、まっすぐ走り切ったかと驚き連続の2時間でした。


柔和で謙虚な「御霊の実」を結び、キリストの似姿を現すこと。


ハードルは高いですが、実際にそんな風に生きた人の話しを聞くと、それは不可能ではないのだなと励まされました。